パスタは麺類かそれとも
パスタ料理を食べたことのない人は、日本ではほとんどいないでしょう。中国料理と並んで、世界中で食べられている料理だと考えられます。麺類とひとくくりにしてしまえば、シルクロードを通じてラーメンとも繋がっているでしょうし、意味や概念としても日本や中国の麺と同じだとも考えられます。しかしながらラテン語圏のイタリアなので、語源ということになると、ラテン語のpasta(生地、練りもの)に由来するために同じ語源で各言語によって色々な言葉があって、例えば英語のpaste(ペースト)、フランス語ではpate(パテ)やpatisserie(パティスリー)、イタリア語でもpasticceria(パスティッチェーリア)などがあります。その為に、イタリアでの主食の一つである、小麦粉などを主な原料とする生パスタなどの練り物やそれを乾燥した乾燥パスタなどを指すことは広く知られている通りです。厳密に言うならば、食用のpastaという意味のpasta_alimentare(パスタ・アリメンターレ)となります。日本語で麺と言ってしまうとほとんど細長い形状に限られているのですが、パスタではそれに限らないのが特徴です。ですから日本語の麺はイタリア語的にはロングパスタの一種ということになるでしょうか。
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語源に近いものとして、小麦粉を使った菓子類を含めた粉物の生地全般をも指します。例えばいろいろと種類のあるパンや、ピッツァ、フォカッチャ、ケーキやマルチパンなどの生地がそれになります。解釈を広げると食品以外のペースト状の製品や用品全般を指すものまでに広がります。そんな日用品を挙げてみるとpasta_d'acciughe(パスタ・ダッチューゲ=アンチョビペースト)、pasta_dentifricia(パスタ・デンティフリーチャ=練り歯磨き)のようなものまであります。
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さて、麦の種類についてご存じでしょうか。麦は小麦、大麦、ライ麦、燕麦などの総称であって、それらは中央アジアを中心とした乾燥気候の土地が原産である稲科の草本です。大麦は1〜2年生のイネ科の作物で、栽培の歴史は全穀物中で最も古いとされ、古代エジプト、メソポタミアの遺跡などからも見つかっています。日本へやってきたのは3〜4世紀だと考えられており、穂の形を調べてみると、六条種と二条種に大きく分けられ、それぞれ中国と小アジア原産だと考えられます。成熟した粒が、穎と密着するものをカワムギ、容易に分けられるものをハダカムギと呼びます。日本では稲に次いて主要な作物で、ほとんどが六条種で、一部で二条種が醸造用に使用されています。そのうちハダカムギが半分を占めます。食用以外にはみそや醤油の原料・飼料として利用されますが、二条種はビールムギの別名を持ち、ビール・ウィスキーなどの醸造用として利用されています。小麦は西アジア原産といわれるイネ科の1〜2年草で世界各地において古くから最も主要な作物の一つとして栽培されてきました。小麦は世界の人口の半分で食料として食べられていて最も生産量が多い穀物です。主な栽培地は南ロシア、ドナウ川流域、地中海沿岸、中欧、北米、南米パンパス地方、北西インド、華北、豪州南部となります。小麦の中でも、パンコムギとも呼ばれるフツウコムギ、デュラム小麦などがありますが、フツウコムギが世界の栽培面積の8割占めていて日本で栽培されるコムギもフツウコムギに属する品種です。ライ麦は西南アジア原産のイネ科の1〜2年草で主な栽培地は旧ソ連地域、ポーランド、ドイツなどです。種実を黒パンや醸造原料としたり青刈りを行なって飼料にもしたりします。他にも花部に出来る麦角を医薬の原料として使用します。燕麦(エンバク)はマカラスムギ、オートムギと呼ぶこともあってイネ科の1〜2年草です。主に茎や葉、種子などを家畜の飼料などにしますが、種子をオートミール、アルコールの原料に利用することもあります。日本では主に北海道で栽培されています。
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